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熱量の高いコミュニティイベントの作り方~SUCCESS CAMP 2024のウラ側~

こんにちは。株式会社KOMMONS(コモンズ)代表の白塚と申します。
先日の1/20にユーザベースさんの本社で、SUCCESS CAMP 2024というオフラインイベントを開催しました。足元の悪い中、100名以上の方に参加いただき、とても満足度の高いイベントになりました👏

何よりも、コミュニティの方々の発案・運営でこの大規模イベントを開催し、大成功を収められたということが、自分にとっても、運営に関わった皆さんにとっても大きな成功体験になったと感じています。

実は、SUCCESS CAMPは開催の約1年前から構想が始まっていました。
開催の経緯から、コミュニティ活動、そしてイベントが成功した理由を自分なりにまとめてみようと思います。

こんな方に読んでもらえると嬉しいです!

✔ コミュニティの運営に興味がある・関わってみたいと考えている方
✔ CS KOMMONSのコミュニティに参加されている・興味がある方
✔ SUCCESS CAMP 2024に参加してくださった方

はじめに


本題の前に、前提情報として少しだけ弊社のことをお話しさせてください。

株式会社KOMMONSは、「働くを、傍楽(ハタラク)に」をVisionに掲げ、一人ひとりが自身の強みを活かし、誰かの為に楽しく働ける世界の実現を目指している会社です。

現在は、プロジェクトチームでカスタマーサクセスの戦略設計〜実行を支援する事業に加えて、カスタマーサクセスに関わる方々約1,000名が登録するコミュニティ「CS KOMMONS」を運営しています。
CS KOMMONSでは、カスタマーサクセスのキャリアをサクセスさせる為、さまざまな情報発信や交流の場を提供しています。

SUCCESS CAMP開催のきっかけ

SUCCESS CAMP開催のきっかけ


「会社を超えた仲間を作ろう」から始まった企画

SUCCESS CAMP開催のきっかけは、本イベントの中心メンバーとしてもご活躍いただいたKOMMONS Premium Partners(以下KPP)という分科会の立上げでした。
KPPはカスタマーサクセス起点での事業運営を各社で推進されているプロフェッショナルの皆さんで構成された分科会で、

積極的にコミュニティ活動に関わっている方々と、より熱量高く、深い情報交換をしたい

という声をいただき、2023年5月にスタートしました。

KPPメンバーの皆さん(所属は2024年1月時点)

KPPの立ち上げにあたって、皆さんと1on1を実施し、「KPPで何を実現できると理想か?」を話す中で、多くの方々から“困った時に頼れる、会社を超えた仲間を作りたい”という声が上がりました。

そこで、もう一歩踏み込んで「どういう状態になっているとそれが実現できたと言えそうか?」についてもディスカッションを重ねていき、見えてきたのが、こちらの2つの要素でした。

✔ 困った時に気軽に相談できる心理的安全性が担保されていること
✔ 一人ひとりの強みが可視化され、疑問や課題に対して適切な相談先が思い浮かぶ状態になっていること

イベント成功はあくまで目標、一緒に作り上げる過程こそが真の目的

KPPの活動のゴールと必要な要素を整理した後は、「KPPとしてどんな活動が出来るとその条件を達成できそうか?」をオンラインでブレスト。

KPPとしての活動のアイデア出しの様子

議論を進める中で以下の2点を意識して活動できれば、理想の状態を実現できると考え、活動スケジュールを固め、活動を開始しました。

✔ 強みの整理→発信→振返りのサイクルで、お互いの強みの理解を深める
✔ そのサイクルを回しながら定期的に集まり、仲を深めていく

初期の段階でゴールと必要条件のすり合わせができたことで、SUCCESS CAMPを成功させるという目標はありつつ、皆さんと一緒に活動を進める過程自体にも大きな価値があることを意識して進められたのはとても良かったのではないかと考えています。

活動スケジュール

そのため、参加者はもちろん「運営も目一杯楽しめる文化祭のようなイベント」というテーマが自然と出てきたのだと思いますし、コミュニティととても相性の良いテーマ設定だったと感じています。

SUCCESS CAMP開催までの道のり


ここからはスケジュールに沿って、それぞれの活動を時系列で振り返っていこうと思います。

一人ひとりの強みの整理

最初にオフラインでKPPの皆さんと集まり、自己紹介をしていきながら、それぞれ話せること・聞きたいことを付箋で書き起こし、気になるテーマなど意見を交わしながら、一人ひとりの強みのテーマを決めていきました。

皆さん、各領域のプロフェッショナルでありながらも、付箋を見ながら内容を深掘りすることで、改めて一人ひとりの経験を棚卸し、これまでの経験を強みとしてどう発信するかを整理する時間になったのではないかと思います。

強みに関するブレストの様子

コミュニティ内外への強みの発信

強みのテーマが決まった後は、月1回オンラインで実施していたKPP定例の場でお試しで発表いただき、皆さんから質問やフィードバックを受けた上で、コミュニティイベントで登壇・発信いただくようにしていました。
コミュニティ参加者からフィードバックも得られ、SUCCESS CAMPに向けて、どんな内容が参加者の興味を引くのかなどを知る機会になっていたかなと思います。

実施したコミュニティイベントの一例

決起合宿🏕️

半年間の活動を通じて、KPPメンバーの方々同士での横の繋がりができてきた中で、決起合宿の開催に当たって合宿の運営メンバーをコミュニティ内で募集しました。
弁護士ドットコムの中嶋さんとコミューンの城田さんを中心に、応募いただいた方々と担当を分けながら、当日に向けた準備を進めていきました。

当日は、決起合宿限定の素敵なしおりやノベルティのプレゼントから始まり、1日目のほとんどは交流メインの企画を実施。夜には焚き火をしながらキャリアやプライベートなどについて対話しました。

焚き火の様子

2日目は4チームに分かれ、合宿参加者の2名をペルソナに、SUCCESS CAMP当日の理想のユーザージャーニーを設計。その後チーム毎に発表し、ベストジャーニーを投票で決めました。

ユーザージャーニー設計ワーク中の様子

最後に本番に向けたプロジェクトチームの体制を紹介し、皆さんに関心のあるプロジェクトを選んでいただき、合宿は終了となりました。

中心メンバーであるKPPの皆さんは既に打ち解けて、自然と雑談が生まれる関係性ができており、決起合宿が盛り上がる土台ができていたと思います。また、初めましての方もいる中で、「仲良くなること」に振り切って運営の皆さんが進行してくれたおかげで、SUCCESS CAMPに向けた団結力や熱量が一段と高まったなと感じています。

決起合宿の記念写真

SUCCESS CAMPの事前準備

決起合宿後は、プロジェクト毎にリーダーを立て、それぞれで打ち合わせを実施しながら、当日に向けた準備を進行していきました。
決起合宿でペルソナやユーザージャーニーを皆さんと擦り合わせていたので、チーム毎でもスムーズに準備を進められ、一貫した体験を作ることができたと思います。
準備を進める中でも、より良いイベントにする為に皆さんからさまざまなアイデアをいただきました!

運営メンバーの皆さん発案のアイデア

SUCCESS CAMP当日🔥

そして迎えた当日。雨の中100名以上の方々に参加いただき、満足度は5点中4.3と高い評価をいただきました。イベントの詳細はこちらの記事にまとめているので、そちらを見ていただければと思います!

SUCCESS CAMP[イベントレポート]SUCCESS CAMP 2024 -灯そう。-

SUCCESS CAMP当日の記念写真

打ち上げ🍺

イベント終了後は、運営メンバーで打ち上げを実施!
イベントの成功を祝いつつ、公私にわたり様々なことを語り合い、日を跨ぐ時間まで飲み明かしました!
イベント翌日はラクスの小岡さんの誕生日🎂!
おめでたい瞬間を一緒にお祝いさせてもらいました。

小岡さんをお祝いしている運営メンバー(小岡さん撮影)

振り返り


今年1年間の活動を通じて、コミュニティにGiveしてくださっていた皆さんに少しでも恩返しができていれば嬉しいなと思います。
何よりも、運営に関わる皆さんの強みを知り、困った時に相談できる「仲間を作る」という当初の目標を達成できたのがとても良かったです。

また、コミュニティ運営という観点で3つに絞って成功要因を挙げるとすると、以下の点かなと思っています。

✔ 立上げ時に皆さんと1on1を通じてKOMMONSがやりたいことと皆さんがやりたいことを擦り合わせた上で取り組みを開始できたこと
✔ 運営メンバーが楽しめるイベントというテーマをぶらさず、企画を作っていく過程自体を楽しみながら進められるように設計できたこと
✔ 関わりの深さや役割を主体的に選んでもらい、面倒な部分はKOMMONSで巻き取りながら無理のない関わり方でプロジェクトに参画して貰えたこと

さいごに


好評だったSUCCESS CAMPは、今後も年1回のペースで実施したいと考えています。
今回の記事を読んでコミュニティの運営に興味をお持ちいただいた方がいらっしゃいましたら、TwitterのDMか、CS KOMMONSに参加されている方はSlackで、ぜひお気軽にご連絡ください!
CSコミュニティ CS KOMMONSは以下のボタンから無料登録ができます。
今期のコミュニティ活動も皆さんと一緒に進めていけるのを楽しみにしています!