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CSだからこそ目指せる、長期目線の理想のコミュニティ【コモンズの喜劇】を実現する

みなさん、こんにちは!はじめまして。CS仲間からの紹介を受け「もっとCSとしてのキャリアを深めたい!」と、KOMMONSのコミュニティに参加しているまだまだ新参者のedaです。

私自身CSの仕事には2018年頃から携わっていたため、コミュニティにも複数参加しているのですが、いつも「誰かの投稿を眺めるだけ」「イベントに視聴者として参加するだけ」で終わってしまっていました。今回は、そんな私が初めて運営側の一人として携わっているKOMMONSのコミュニティの魅力をお伝えする記事です。

過去の私と同じくCSコミュニティに入ってはいるけど「運営側にも興味はあるものの、なかなか一歩踏み出せない…」というみなさんにもお読みいただけたら嬉しいです!

今回、KOMMONSのコミュニティの魅力をお伝えするために株式会社KOMMONS代表の白塚さんにインタビューをさせていただきました!

目次

KOMMONSが目指す理想のコミュニティ像は、コモンズの喜劇。

まずは、コミュニティを始めたきっかけから教えてください!

コミュニティを軸として、「働くを、傍楽に」というKOMMONSのビジョンに共感していただける方を一人でも多く増やしていきたいという想いでスタートしました。なので、コミュニティは事業の立ち上げ初期からずっと運営しているんです。

現在、参加者は650名程にまで増えていますが、参加してくださる【CSに携わる一人ひとりのキャリアの可能性を最大化できる場】として活用してもらえるといいなと思っています。我々は、そうした皆さんのキャリアに伴走できたらと。

実際にその想いが実際にかたちとなって、コミュニティ内では「傍楽キャリア支援室(通称:スナックさとこ)」など気軽にキャリアの話ができる取り組みも新たにスタートしています。

一人ひとりのキャリアの可能性を最大化できる場所。まだまだ日本では新しい職種であるCSに携わる者として、そうした場があるのは本当にありがたいです。

ずっと気になっていたのですが、社名でもあるKOMMONSというコミュニティの名前もこうした想いを反映したものなのでしょうか?

そうですね。KOMMONSは、経済用語のCOMMONS(コモンズ、共有地)に由来する造語です。

元々の経済用語であるコモンズは、「誰の所有にも属さない牧草地」などで例示されることが多いです。平たく言うと、【誰でもアクセスできる有用な資源】がある場所のことですね。

誰でもアクセスできる有用な資源がある場所。これがまさにKOMMONSのコミュニティそのものを表しているんですね。

そうなんです。コモンズ=【誰でもアクセスできる貴重な資源】がある場所ですので、一人ひとりの経験やノウハウに関しても、所属する1社に限らず、会社を超えて活用できる世界を実現したいという想いでコモンズと名付け、コミュニティ自体もそういった想いで運営しています。

で、実はこのコモンズって、「コモンズの悲劇」と「コモンズの喜劇」という2つの理論があるんですよね。なんだか少し難しい話になってしまいますが、我々がコミュニティで目指しているのは「コモンズの喜劇」と呼ばれる状態です。

コモンズの喜劇、、、初めて聞きました。それってどんな状態を指しているんでしょうか?

思い切って簡潔に言ってしまうと「人間は自己中心的なところもあるけど、適切な仕組みがあれば自ら進んで貴重な資源をみんなで分け合うことができる!」というものです。

これまで、「コモンズを野放しにした結果、利己的な人間が搾取してしまう」状況(=コモンズの悲劇)を防ぐ為には中央集権的な管理・統制が必要不可欠である、との理論が強く信じられていました。その背景には「人間は利己的な生き物である」という、ちょっと性悪説のような考えがあるんですよね。

でも、その考えに対して一石を投じ、「コモンズの喜劇」の存在を立証したのが、「コモンズの統治」なんです。この理論を提唱したエリノア・オストロムは、人間は利己的な生き物であるという定説に対して、【人間の可能性】を証明したんです。ちなみに、彼女は女性で初のノーベル経済学賞も受賞しているんですよ。実際それぐらいに偉大な研究だったんですよね。

利己的な人間の側面ではなく、人間の良い側面への可能性を示したんですね。かっこいい…!

かっこいいですよね。人間の良い面に目を向けて、可能性を切り開いていく考え方って素敵だなと思っていて。しかも実際にこの「コモンズの統治」で示されている原理って、結構そのままコミュニティ運営にも活かせるものなんです。

え!?コミュニティ運営にまで繋がるんですか!?

はい。実際に【コモンズの喜劇】の状態をコミュニティで実現しようとした場合、コミュニティの初期はとにかく個人の良心が必要なんです。今のKOMMONSはまさにこのフェーズですね。

初期のコミュニティって明確なインセンティブというのはまだありません。だからこそ、参加者の良心が必要になります。今のKOMMONSはまさにみなさんの善意の元で成り立っているコミュニティだと感じています。

そして、この善良な状態を維持できる仕組みを取り入れることで、仮に超利己的な方が入ってきたとしても、自分の利益を考えれば考えるほど他の人を助ける方がコスパが良くなるんです。(笑)
嫌でも周りに良いことをする方向になるんですよね。

その状態になれば、コミュニティに参加する全ての人がそこで得られる資源を「自分のためにも、周りのためにも活用できる状態」になるということですね。

はい。まさにそれこそ我々がKOMMONSというコミュニティを通じて実現したい世界なんです。有益な資源を独り占めしたり、中央集権的に管理・統制するのではなく、みんなで共有できる世界を実現したい。自身のスキルも経験も広く活かして仕事を楽しめるような世界を実現したい。そんな世界が実現できたら、個人も企業も社会もどれか一つを優先するのではなく両立しながら幸せになれると思うんです。

とても素敵な世界ですね。私のCSとしてのキャリアも【誰でもアクセスできる貴重な資源】の一つと思えたら、なんだか今まで以上に可能性を感じられてきました…!

それは良かったです!KOMMONSというコミュニティを上手く活用していただき、CSに携わる皆さんが自分の可能性にワクワクしながら、いろんなことにチャレンジしてもらえたら我々も嬉しいです!

本気で顧客のサクセスと自分のキャリアを両立できるのがカスタマーサクセスだ。

KOMMONSの目指す世界観、とても共感しました!実現できる方法は色々あると思いますが、なぜ「カスタマーサクセス」のコミュニティからスタートしたのでしょうか?

そうですね。確かに実現する方法は色々あると思いますが、カスタマーサクセス職ってどこまでも純粋に顧客のサクセスを追い求めることができる仕事だと思うんです。それって、裏を返せば純粋に誰かのためにスキルアップができる領域だとも思うんですよね。

「顧客のためにできることを増やしたい」という想いから「自分のスキルが必然的にアップしていく」という関係ができている。これが一番ダイレクトに感じられる職種がCSなのかなと思っています。スキルアップってこれまでは「年収を〇〇万円上げたい」みたいな、ちょっと利己的なイメージもあったりしたじゃないですか。でも、CSは「顧客のサクセスのためにスキルアップしたい(=結果的に成果が出るので年収も増える)」というかたちなんですよね。

顧客の為にひたむきに頑張っている人が報われる世界を当たり前にしたい。カスタマーサクセスは一朝一夕では実現できないけれど、愚直に頑張れる人にこそ正当な評価が伴っていてほしいと思っています。

実際にKOMMONSのコミュニティでも顧客への提供価値を最大化するためのスキルアップとして、コミュニティ内で情報交換やトレーニングをしているという人が多くいます。

まさに「傍を楽にするために」「誰かを助けるために」KOMMONSというコミュニティを最大限使ってもらえたら、これ以上嬉しいことはないです。

それこそがまさに「働くを、傍楽に」という我々が目指す世界なので!

一緒にコミュニティを盛り上げてくれる仲間を増やしたい!

カスタマーサクセスの考え方そのものに「働くを、傍楽に」というKOMMONSの想いが含まれているんですね。お話を伺って、ますますコミュニティに対して何か一緒にやってみたい!という想いが強くなってきました…

それは嬉しいです!KOMMONSのコミュニティはどんどん能動的に使ってほしいなと思っています。間違いなく、みなさんが発信することは【誰でもアクセスできる貴重な資源】を増やすことに繋がりますから。

とはいえ、チキンな私はなかなか最初の一歩が踏み出せませんでした。。。どんなことから始めてみると良さそうでしょうか?

シンプルに自分が知りたいことを質問して課題を解決することからコミュニティを使っていただくのが良いのかなと思います。みなさん優しい方が多いので「回答する人の手間になるのでは…」と懸念して一歩が踏み出せないのかなと思うのですが、回答者自身も質問に答えることで自分の考えが整理されるという側面があります。

質問に回答することを通じて、自分の思考の整理や選択肢の幅を広げたいというニーズも結構あるんですよ。回答者側にもメリットは十分ある、ということも知ってもらえたら嬉しいです。質問者も課題が解決でき、回答者も思考の整理ができる。それってお互いハッピーだよね、という関係性が築けるんです。こういったやり取りを通じて、それぞれが強みを把握したり副業の機会を得たりすることにもつながっていきます。

「答えてくれる誰かのために」まずは質問をしてみる。これまでのお話にも通じる一歩ですね。ドキドキするけど、私も質問してみたいと思います!

ぜひ!自分のためにも、答えてくれる方のためにも、普段の仕事のちょっとした疑問や悩みを気軽に質問してみてくださいね。最近は、CS配属になった新卒入社の方が質問してくれていたりもしますよ!

もっとお話を伺いたいところですが、最後に「自分もコミュニティ運営に携わってみたい」「KOMMONSの目指す世界観に何か貢献できたらいいな」と思っているみなさんにメッセージをください!

はい!KOMMONSのコミュニティは、間違いなく人柄や経験・スキルともに良い方が集まっていると自信を持って言えます。また、「CSの良さをもっと広めたい!」「CSって価値があるよね!」という想いに共感してくれている方がとても多いです。

そして、長い目で見ると、自分のためにもなるということを理解して、長期目線で行動できる方が多いんですよね。そういう方々の横のつながりをKOMMONSというコミュニティを通じてもっとつくりたいなと思っています。

コミュニティへの関わり方は、最初はSlackのスタンプを押すことからでOKです!そこから、質問などを投稿したり、記事作成やコミュニティの説明会の実施、セミナー企画など、それぞれのかたちでKOMMONSというコミュニティに関わっていただけたらと思っています。

最終的には、参加者ほぼ全員が何かの役割を持っているようなコミュニティにできたらいいなと考えています。コミュニティにありがちな「コアメンバー」と「それ以外」というような境界線がない、なめらかな状態にしていきたいです。最初からゴリゴリに参加できないとダメ!なんてことはありません。

ライトに関わり始めて、徐々に色々なことに挑戦できるというのがKOMMONSのコミュニティの良いところでもあります。ぜひ、自分のためにも、誰かのためにも、コミュニティをどんどん活用してみてください!!

まさに私もコミュニティに参加し、縁あってインタビューや記事を書かせてもらうことでKOMMONSのコミュニティに関わることができています!これまでハードルが高かったコミュニティへの関わり方も「ライトに始めて、色々なかたちでチャレンジができる」おかげで、私自身のキャリアの可能性も広げてもらえました。

私のように一歩踏み出す勇気が出なかった方々にも、ぜひKOMMONSで新しい可能性にチャレンジしてもらえたらいいなと思っています。

お話を聞かせてくださった白塚さん、本当にありがとうございました!これからのKOMMONSの活動も楽しみにしています!

カスタマーサクセス特化型の無料コミュニティ「CS KOMMONS」への登録はこちらから
※すでにコミュニティに参加していて運営に興味のある方は、代表の白塚までご連絡ください!

この記事を書いた人

枝川 文香

SaaS企業のカスタマーサクセスマネージャー。「カスタマーサクセス」という言葉が日本に浸透し始めた2018年頃からCSとしてのキャリアをスタート。より深くCSを学び、自身の経験・キャリアも広げていきたいと思い、同僚の紹介を受けて株式会社KOMMONSにてインタビュー記事の制作に携わる。生まれ育った東京と自然豊かな温泉の近くで2拠点生活をするのが夢。