2025.05.19
”フリーランスと会社員のいいとこ取り”で実現する理想の働き方
CSキャリアインタビュー
小学生と幼児の子どもを育てながら、キャリアも着実に歩み続ける杉浦さん。
会社員として12年のキャリアを積んだ後、子育てとの両立を求めてフリーランスへ転身。
そして今、「KOMMONS」というチームで業務委託として働く彼女が見つけた、孤独なフリーランスでも窮屈な会社員でもない、新しい働き方の可能性とは?
「自由度の高さ」と「チームでのサポート体制」という、一見相反する魅力を両立させた働き方について、杉浦さんにお話を伺いました。
自己紹介をお願いします。
杉浦さん:
小学1年生の娘と4歳の息子、そして夫の4人家族です。
2010年に専門商社に入社し、2022年6月まで約12年間、法人営業と営業サポートに従事していました。
子育てとの両立を図りたいと考え、2022年6月にフリーランスに転身。
営業代行など、主に対個人向けの業務を行ってきました。
2025年1月からKOMMONSチームに参画しています。
フリーランスを選んだ理由は何だったのでしょうか?
杉浦さん:
働き方を変えたいと思って入ったスクールで、「営業スキルがあれば仕事を選びやすい」と教えてもらったことがきっかけです。
そのスクールの中でも実際に営業代行の仕事を経験させてもらえたことも大きかったですね。
KOMMONSチームとしてお仕事を始められたきっかけは何でしたか?
杉浦さん:
現在働いている人材系サービスの求人の募集要項を見て、「営業経験がある」「子育てしているママの気持ちがわかる」という要件に自分がマッチしていると感じたんです。
最初からカスタマーサクセスという職種に特別興味があったわけではなく、求人自体に魅力を感じて応募しました。
現在のお仕事内容について具体的に教えてください。
杉浦さん:
一日の流れとしては、朝からメールやチャットの確認から始まり、社内ミーティングに参加し、その後は顧客とのアポイントメントや次の打ち合わせに向けた資料作成、さまざまな問い合わせへの対応などをしています。
顧客層は大企業もありますが、中小企業も多いです。
一週間のスケジュールはどのように組み立てていますか?
杉浦さん:
9:00から17:30までの週5日で業務をしています。
暇な時間があると時間がもったいないと感じるので、ほぼフルタイムで働いています。
中抜けしたい時間帯があれば顧客アポなどの調整をすれば問題なく、中抜けや早抜けした場合は他の日に多めに稼働してバランスを取っています。
フリーランスになってからは、時間調整で困ることはありませんでした。
在宅ワークと子育ての両立で工夫していることはありますか?
杉浦さん:
在宅で働いていると日中に家事ができるのが大きいですね。
休憩時間に家事をやってしまえるので、子どもが帰ってきたときにご飯ができていて、夜の時間に余裕ができました。
カスタマーサクセスの仕事で、特にやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
杉浦さん:
顧客の困りごとや相談に対して提案ができたり、抱えていた問題が解消できたりしたときは本当に嬉しいですね。
社員の方から引き継いでキックオフをした企業があったのですが、契約内容に不満があり、初対面の時点で怒っていらっしゃった状態でした。
それをKOMMONSチーム内で相談し、2回目にお会いしたときにはサービスを評価してくださるようになったんです。どうやったら解決できるのかを考えて行動できたことは良い経験になりました。
KOMMONSチームで働くことの魅力はありますか?
杉浦さん:
フリーランスと会社員のいいとこ取りができる点が最大の魅力です。
フリーランスをやってきて寂しいと思っている人や、会社員を辞めてフリーランスで働きたいけれど悩んでいる人にもおすすめできます。
KOMMONSチームは親身になって自分ごととして捉え、一緒に考えてくれるのがありがたく、やりがいを感じます。
業務委託の仕事は通常、休んでも自分の仕事は自分で回収しないといけないのですが、KOMMONSチームでは何かあって休む場合、チーム内でフォローしてくれるんです。
ある程度自由に働けるし、何かあったときは会社組織のようにフォローしてくれる体制が整っています。
初めてカスタマーサクセスの仕事に挑戦するにあたり、不安だったことはありましたか?
杉浦さん:
KOMMONSチームに入って一番戸惑ったのは、情報量の多さでした。
Airtable、ジョブカン、LINE WORKSなど、使ったことのないツールが多かったです。
ただ、顧客とのコミュニケーションについては、法人営業の経験をもとに実施できました。
カスタマーサクセスの仕事に必要なスキルは何だと思いますか?
杉浦さん:
カスタマーサクセス業務では、顧客折衝経験や営業経験はマストだと思います。
顧客に送る文面作成だけでも戸惑ってしまうと思うので。
業務委託として働くメリット・デメリットを教えてください。
杉浦さん:
メリットとしては、自由度の高さですね。
会社員だと休みたくても同じチーム内で調整が必要で休みづらいこともありますが、フリーランスは予定調整がしやすく休みも取りやすい。
また、時間を減らしたいときや違う仕事にチャレンジしたいときにも対応しやすく、多様な仕事に挑戦できる点も魅力です。
デメリットとしては、収入の不安定さがあります。
特に営業代行は成果が出れば大きな収入になりますが、決まらないと時間を使っていても稼げないこともあります。
また、孤独感や寂しさも感じることがあります。どこかのコミュニティに属していないと、悩みを相談したり、状況を理解してくれる人がいなかったりするんです。
業務を通じて成長を感じる部分や、新たに得られたスキルについて教えてください。
杉浦さん:
新しいツールを使えるようになって自信がついたことが大きいです。
また、現在の業務は時給制ではあるものの固定報酬なのがありがたいと感じています。
これまでフルコミットの営業代行をやってきた中で、相手の都合でドタキャンされて思うように進まなかった経験もありましたが、今はそういったことがありません。
子育てとキャリアを両立させる中で、大変だったことや乗り越えた壁はありますか?
杉浦さん:
フリーランスになったばかりの頃は、教えてもらえる場所や相談できる場所がないと厳しく、スクールで夜遅くまで勉強していたのが大変でした。
当時は会社員をしながらスクールに通っていたので特にきつかったです。「この生活は長くは続けられない」と思っていたので、「今やるしかない」という思いで頑張りました。
スクールで学んで特にためになったのは、顧客への提案や社内への提案など、積極的に動いていくスタンスです。
会社員のときは「こうした方が良い」と思って提案しても、大企業だったので自分に権限がないことには進めづらく、そこまでしてやりたいという気持ちになれませんでした。
フリーランスになってからは自分の提案が通りやすくなり、自分で進められるようになったのが大きな変化です。
今後どのようなキャリアを描いていきたいと考えていますか?
杉浦さん:
自分と同じような状況の人が働きやすい世界を作りたいですね。そういったことに貢献できる仕事をやっていきたいと思っています。
また、人と関わる仕事を続けていきたいという思いもあります。
ご自身の経験から、仕事と育児の両立において大切にしていることは何ですか?
杉浦さん:仕事も育児も、どちらも諦めないことですね。
子どもに「仕事はしんどそう」「大人って大変そう」と思われたくありません。「仕事は楽しそうだな」「仕事することで得られるものの方が大きいんだな」と思ってほしいですね。
子育て中のママさんで、業務委託という働き方やカスタマーサクセスの仕事に興味を持っている方へメッセージをお願いします。
杉浦さん:今、孤独にフリーランスをしている方、働くことは好きだけど会社員で仕事と育児の両立が大変だと思っている方に伝えたいのは、ある程度自由に働けて、なおかつチームで働ける場があるということです。
仕事も育児も諦めない方法はあります。ぜひ一歩踏み出してみてください。